受け継がれる伝統の技
「麻の葉」の手ぬぐいは、伊勢型紙、注染染めという昔ながらの伝統的な技を受け継いだ熟練の職人の手により一枚一枚丹精込めて染め上げられます。手ぬぐいを通して世界へ、江戸の粋をお届けいたします。
伊勢型紙とは
手ぬぐいや着物などの絵柄を生地に染めるために使われる伊勢型紙は、重要無形文化財に指定されている伝統工芸品です。 江戸時代に発達した型紙の産業は、時代を経て、現在は型紙を作成できる職人が減ってきています。 手ぬぐいをきっかけに、この伝統的な技術を少しでも多くの皆さまにも知っていただければ幸いです。
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和紙を柿渋(渋柿を使った染料)で張り合わせ、天日干しで乾燥させた後約1週間いぶし、 丈夫で伸縮しにくい型紙地をつくります。
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親方から受け継がれた熟練の技で手ぬぐいの原画をもとに
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小刀で1つ1つパーツを彫っていきます。
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型紙を彫る道具も職人による手作りです。
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出来上がった型紙を使って注染染めをします。
注染染めとは
注染染めは日本独自の伝統的な染色技法です。表も裏も同じ色、同じ濃淡で出来上がることが特徴です。 伊勢型紙を使い、染め職人により手染めされた手ぬぐいには、優しい風合いと鮮やかな色彩が広がっています。 ぼかしなど熟練の職人による染め技法も魅力です。1枚1枚手作りのため、同じものはありません。
糊置き
染め
水元
天日干し
型紙を2枚以上使用する絵柄の場合は「糊置き」から「天日干し」の工程を型紙の枚数分地繰り返します。
検反
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乾いた生地を手ぬぐいのサイズに切りたたみます。
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染め上がった手ぬぐいには、木綿の優しい肌ざわりと職人の手作りならではの温かみが広がっています。ぜひお手に取ってお楽しみください。
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